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市民グループ
“スパウザ小田原”買いとりを考える会
の公開質問状に対して、
市からの回答がありました。


この回答に対する会の見解はこららです→
(会の「公開質問状」はこちらです→)


公開質問状に対する
小田原市長からの回答

ま ち 第 3 号
平成15年4月25日

スパウザ小田原≠フ買いとりを考える会
 代表    金子あそみ 様

小田原市長 小 澤 良 明


スパウザ小田原#モ「とり問題に対する
公開質問状について(回答)



 陽春の候 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 標記の件については、質問項目ごとに次ぎの通り回答いたします。

 質問事項の1 国民の健康とリフレッシュの場の提供という、国の本施設建設の当初の目的は誠に時宜を得たものであり、これを正しく継承する必要があると考えたこと、また、この国の考えに賛同し、県も市も誘致を図った経緯があること、そして、みかん減反対策としての地域振興という側面や、大切な資産を手放した地域の人々の思いも大切にする必要があります。
 現在、この施設の管理運営を依頼する民間事業者を公募しているところでありますが、市の意向に合った民間事業者を選定することができ、開かれた施設として運営を継続できれば、これも市民にとってメリットの一つであると考えております。
 また、取得にあたっては、各分野の専門家を始め、多様な意見を聞いた上で、結論を出すことが大事であると考えています。

 質問事項の2 予備費の執行については、予算外の支出又は予算超過の支出に充てるもので、緊急に実施する必要がある場合等が想定されております。今回の経営分析業務の委託については、市議会からの要請もあり,緊急に行う必要があったこと、また、この業務が高い専門性を必要とし、外部の機関に依頼したため、予備費の充用により執行したものであります。

 質問事項の3 この多様な機能を有する施設を有効に活用し、効率的な経営能力と優れた企画力を有する民間事業者に管理運営をしてもらうことを取得の条件にしております。
 よって、今回の公募は、取得を決定する前に、同施設の管理運営に意欲と能力を有する民間事業者を広く募り、引き受け事業者を決めた上で施設を取得することにより、市としてのリスクを回避しようとするものであります。

 質問事項の4 土地・建物の賃貸料については、コンサルタントとの協議等を経て算出したものであり、この賃貸料で、所有者の責務として、将来にわたって備えるべき経費を留保することが可能であると考えております。なお、国が直接、民間に払い下げをした場合、市に固定資産税が入らなくなるケースも考えられます。

 質問事項の5 現在施設運営事業提案競技において民間事業者を公募しており、市民へのサービスを含めた自由闊達な提案を求めております。この中に健全な経営を維持しつつ、市民や地域へのサービスを提案する民間事業者が現れることを期待しております。

 質問事項の6 審査会は、応募企業の経営状況及び公募要綱に示された諸条件との適合性等を審査する予備審査及び提案された事業の企画力とその実行力を評価する本審査とに分けられます。審査会の構成は、経営体質の診断等高い専門性を求められる分野もあるため、市職員に加えて、弁護士及び公認会計士にも参加してもらうこととしております。この結果については、本市情報公開条例に則って対処いたします。

 質問事項の7 直接、民間が取得した場合、施設がどのように再利用されるか不明なため、本市のまちづくりに悪影響を及ぼす懸念もあり、今後の地域振興等を考えて市が取得する方向で検討することとしました。また、市が所有者となり、審査会において、市の意向に合った民間事業者を選定することにより、国策が正しく引き継がれるとともに、多くの人が利用できる開かれた施設として、今後とも運営されるものと考えております。