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“スパウザ小田原”元職員からの告発状
を紹介します



“スパウザ小田原”元職員からの告発状の全文



 小田原市主催の9月9〜10日「市民説明会」向けに告発文が寄せられました。この告発文は匿名でしたが、“スパウザ小田原”の03年度月度別・日付別宿泊予約数と実績数、ディナー客の予約数と実績数、什器備品の購入数と各室配備数など、自分が内部者であったことを証明しようとする数々のデータが同封されていました。以下、告発文の全文を紹介いたします。


 市民説明会御中

 私は最近まで、スパウザ小田原に勤めていた女性です。

 オープン以来約五年間、総務、経理に居り、一部始終を見てまいりました。結果、果たしてこれで良かったかと思う事ばかりでした.

 そうは云うものの、私自身もそれなりの生活をさせて貰いました。しかし、国の仕事とはこんなものでよいのか、いつも思っておりました。

 第一に、私が勤務していた三年間は、無責任、“でたらめ”の連続。たとえば、主としてやって来た事は、上より来る年間八億円の(六億円ではありません)補助金をいかに正当化して使用したか、作業の連続でした。本当に信じられないでしょうが、売上に関する諸台帳、備品の台帳等々、全て作られたものであり、今になってみれば、オープン以来三年間のあらゆる数字による出来事は、シュレッターにかかり“闇”となっているでしょう。

 市当局の皆様、スパウザの真の姿はおわかりにならないと思います。会計士の皆さんが作り当局にお見せした書類は、全て私共が作った“ウソ”の数字にもとづいたものと云っても過言ではありません。もしその数字を信じて来た企業があったとすれば、一種の背信行為ではないでしょうか。最近になりテレビで新聞で報道されるようになってから、如何に売上がある様に、又、希望企業に好印象を与えようとして、諸々の印刷物を出し宣伝に躍起となっております。

 私共の目から見れば、今回の買収とうわさのヒルトンへの貸与は、小田原市民にとって何の得にもならない、むしろ将来に諸々の疑問を残す事になると思います。市当局の皆様、スパウザ小田原が如何に出鱈目なものであるか、再度研究認識されるのも遅くはないでしょう。幹部は全て本部に逃げてしまい、在籍中の業者へのタカリ、リベート等々(今でも若干続いていますが)恐ろしい程です。

 市当局の皆様は、ヒルトンホテルとはどういう会社なのか御存知ですか。経営上の強引さと訴訟に持ち込む手法は業界ではウワサです。ヒルトンホテルの最近の決算書等を市民に公開すべきではないでしょうか。

 結論を申し上げます。

 小田原市民の為になる事をやって下さい。無理をしてまで投資をする件ではないでしょう。海千山千の外国ホテルにしてやられない様重ね重ね用心して下さい。あまりのだらしのない小田原スパウザ等、ヒルトンホテルから見たら(真の姿を知ったら)赤子の手をひねる様なものでしょう。

 重ねて申し上げます。充分なる審議をされます事をお願い申し上げます。

 立場上、匿名にさせていただきます。仮にK女としておいて下さいませ。

 来る九月九日のスパウザ小田原市民説明会にて、読み上げてくださいませ。